眠っているデータを、意思決定に変える。

GPS・コンディション報告・メディカル記録——クラブがすでに持っているデータを分析し、チーム・選手固有のモデルと示唆をつくります。 とる指標の相談からデータ整理・現場実装まで、データ周りはまるごとお任せください。

分析例① 傷害リスク予測

GPS・コンディション・スケジュール・既往歴を統合し、 単独では正常な要因の「重なり」から、選手ごとのリスクをAIが先読みします。

Input4種のデータ

  • 主観コンディション(疲労・睡眠・痛み 等)
  • GPS・運動負荷データ
  • スケジュール(試合日程・連戦)
  • 既往歴・メディカル記録

Model

複数指標を統合し、
要因の相互作用を学習

1つの現象=「ケガ」を、多面的なデータで予測。チームのデータで個別に構築・継続更新

Output出力

  • リスクスコア(日次・週次)
  • 要因分解——何がリスクを押し上げているか
  • 推奨アクション——負荷調整・確認の観点
同一データでの比較
指標従来ACWR(単一指標)Odonata
Precision
「危険」と予測した日のうち、実際に傷害が発生した割合
約5%約70%
Recall
発生した傷害のうち事前に「危険」と予測できていた割合
約20%約20%

Precision は 約5%(ACWR)→ 約70%(Odonata)。一方 Recall はいずれも約20%で同等です。すべての傷害を捉えられるわけではありません。

※ 従来手法は、単一の負荷指標(急性慢性負荷比=ACWR)による監視です。

※ 傷害の完全な予防を保証するものではなく、現場の意思決定支援を目的としています。

※ 予測対象は筋肉系・非接触靭帯系・オーバーユース系の傷害です(接触による打撲・骨折などは対象外)。

※ 筑波大学蹴球部 2022–2025年データでの検証値であり、チーム・データ環境により結果は異なります。

分析例② ネットワーク分析

コンディション・GPS・試合スタッツなどを統合し、 「どの指標が、どの指標に、どう影響しているか」を図として可視化します。

コンディション GPS・運動負荷 試合スタッツ
複数指標を統合して解釈
「コンディションの構造」が見える

指標どうしのつながりを網の目として可視化。1つの指標では見えない、選手というシステムの全体像を解釈できます。

時系列関係の図(例) 時系列関係のネットワーク図の例:睡眠の質から疲労、RPEから疲労への影響が矢印で示されている

「昨日」が「今日」にどう効くかを読む

この例では、睡眠の質が下がると翌日の疲労が大きく跳ね上がる構造(-0.83)が見えます。練習の運動強度(RPE)も、翌日の疲労を押し上げています。

選手の目線

「自分は睡眠が崩れると疲労を持ち越すタイプ」と自覚できる。まず夜のルーティンを整える。

指導者の目線

連戦時は睡眠の確保を最優先に。朝の疲労報告から、当日の負荷を先回りして調整できる。

同時相関の図(例) 同時相関のネットワーク図の例:疲労と筋の張り、不安・気分とやる気、やる気と主観パフォーマンスのつながり

「同じ日」に連動する指標を読む

この例では、疲労と筋の張りが同じ日に連動(0.45)し、不安・気分の落ち込みがやる気を下げる(-0.24)構造が見えます。

選手の目線

張りが強い日は疲労のサイン。セルフケアとスタッフへの申告の目安になる。

指導者の目線

気分の揺れがパフォーマンスに波及する選手には、声かけ・面談を優先する判断ができる。

※ 図はデモ環境の表示例です。読み取れる構造は選手・チームごとに異なります。

分析例③ コンディション × 試合スタッツ

負荷・疲労の蓄積が、試合中のどのプレーに出るのかを定量化します。

39% 23% 通常の週 負荷・疲労が重なった週

落ちる選手と、落ちない選手を分けて示す

負荷・疲労が重なった週は、デュエル勝率が平均約16pt低下します。ただし低下の幅は選手によって大きく異なるため、チーム平均ではなく選手個別に推定します。

「誰を、どの週に、どれだけ使うか」の判断材料として、起用と負荷設計の両方に使えます。

※ 筑波大学蹴球部 GPS約5.6万日分+日次コンディションの階層ベイズモデルによる推定値です。チーム・データ環境により結果は異なります。

データ分析が守る価値

分析例①の傷害リスク予測を例に、分析への投資が守る価値を試算します。

稼働率を守ることは、順位・賞金・選手価値を守る「投資」。

傷害による選手の非稼働は、プロクラブでは選手人件費の約10%※1に相当すると試算されます。 Odonataの傷害予測がカバーする範囲では、年間最大1,000万円相当※2の稼働価値を守れる可能性があります。 主力の離脱を1件防ぐことの意味は、順位にも、選手のキャリアにも直結します。

育成年代のチームへ:主力の離脱が減ることは、リーグ戦・選手権の結果に直結します。限られた公式戦に、ベストの状態で臨むために。

※ J1クラブ3シーズンの傷害調査から非稼働率を約10%と仮置きし、トップチーム選手給与相当額5億円 × 10% × Recall 20% × 介入成功率100% で試算した機会損失の概算です。会計上の直接的な利益・費用削減を示すものではありません。

※ チームの人件費規模・傷害発生状況・モデルの予測対象範囲により結果は異なります。詳細な算定条件は商談時にご説明します。

※ 出典:山本純「プロサッカーチームにおける3年間の傷害調査」Football Science Vol.11, 2013 / Howden “Men’s European Football Injury Index 2024/25”

進め方

入口は2つ。どちらからでも、単発の分析から継続伴走まで広げられます。

入口① 既存データの分析から

まずお持ちのデータを預かり、分析レポートとしてお返しします。データの価値を確かめてから、次を決められます。

入口② プロダクト導入から

データプラットフォームで記録の仕組みから整備。貯まったデータに、分析・予測を重ねていきます。

STEP 1

ヒアリング

現場のニーズを伺い、適切な分析アプローチを選択(オンライン可)。

STEP 2

データ整理・取得

散らばったデータの整理から、とる指標の設計・収集まで。

STEP 3

データ分析

複雑系アプローチを軸に分析し、現場の言葉で読み合わせ。

STEP 4

現場実装

伴走・アプリ搭載・プラットフォーム導入で、日々の意思決定へ。

STEP 1〜4 まで、データ周りはまるごとお任せいただけます

費用について

費用は、分析内容・データ量・支援期間に応じて個別にお見積りします。

料金について

まずは、お持ちのデータの状況をお聞かせください。

「このデータ、使えますか?」の壁打ちからで構いません。2営業日以内にご返信します。